カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2008年7月 6日 (日曜日)

晋作蒼き烈日

この本はワタミの渡邉社長が何かの雑誌で、是非読んで欲しい一冊として紹介していたので、興味を持って読んでみました。

幕末の志士、高杉晋作の青春時代から死までを見事な語彙力で描ききっています。

最初は馬鹿にしていた松下村塾に入るや師吉田松陰に心酔し、明治維新の一年前に、わずか27歳の生涯を終えた高杉晋作。

渡邉社長も感動して涙が止まらなかったと書いていましたが、久坂玄瑞が死の間際に「長州には高杉がいる。希望を持て」と言ったシーン。後に続く後輩をそこまで信頼している久坂、信頼されている高杉。本当に泣けます。

高杉晋作は久坂玄瑞の血染めの鉢巻きを託されます。血染め鉢巻きをきりりと締めて圧倒的な数の幕府軍を晋作は打ち破ります。死が近づいてきたときに、「僕が倒れても君たちがいる」「君たちが僕の志を継いでくれる」と仲間たちに全幅の信頼を寄せます。

そして、死の間際に久坂玄瑞の血染めの鉢巻きを、後に続く山田市之充に託します。「これからは貴様が持て」と。

久坂玄瑞が高杉晋作に全幅の信頼を寄せたように、高杉晋作もあとに続く者たちに全幅の信頼を寄せています。

志半ばでこの世を去らなかった無念はあるかもしれませんが、彼には完全に後を託せる者たちが続きました。若くしてこの世を去ったとはいえ、彼の生涯は幸せだったのかもしれません。

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2008年6月 6日 (金曜日)

カラマーゾフの兄弟

やっと5巻読み終わりました。亀山訳が名訳という評判なので、ついに読み終わりました。初巻での延々と続く神学論争にうんざりして、こりゃキリスト教徒でなければ、とても読み切れないと思いながら第2巻に突入・・・するとどうでしょうか。

ドストエフスキーによる登場人物の心理描写に圧倒され、途中からはミステリーか推理小説のような話にもなり。

あっという間に第5巻。しかもこれは第2の小説の始まりに過ぎなかったんですね。残念ながらドストエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」を書き終えて間もなく亡くなっています。

本当に残念です。続編はいったいどんな内容になっていたんでしょうか。

アリョーシャは革命家になっていたのか、聖人として清貧の暮らしをしていたのか?、コーリャはテロリストとなり、皇帝暗殺にかかわり処刑されてしまったのか?、無実の罪で投獄されたミーチャの運命は?、リーザのその後は?、カテリーナは?、グルーシェニカは?、幻覚症に陥ったイワンは死んでしまうのか?

本当に残念です、ドストエフスキーがもう少し長生きしてくれていたら、と思いますが、あれだけ緻密な小説を根を詰めて書いたら命も縮まるかもしれません。

↓第1巻はコチラから
カラマーゾフの兄弟(1)

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2008年5月18日 (日曜日)

この世がすべて燃えようと、おれさえよければかまわない

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟・第4巻」で、イッポリート検事補が論告のシーンでこんなことを言っています。

「この世がすべて燃えようと、おれさえよければかまわない」・・・どうでしょう、今の日本と比べて見ると・・・電車の中でお化粧しようがしまいが自分の勝手でしょ、電車で大声で携帯電話をしようがしまいが自分の勝手でしょ、自分が見えるんだからトンネルでライトを点灯しようがしまいが自分の勝手でしょ、信号で右左折の時にハンドルを切りながらウィンカーを出そうが出さないが自分の勝手でしょ、真っ暗なトンネル内でライトをつけようがつけまいが、自分が見えるんだから勝手でしょ、自転車で真夜中の車道の右側を走りながらライトを点灯しようがしまいが自分の勝手でしょ・・・・・・・ああ、日本は一体どうしてしまったのか?

いやいや、まだまだ日本は捨てたものではありません、中国と比べると・・・中国はバス停で整列乗車するという習慣がありません。

バスが到着するやいなや、我先にとドアに殺到・・・先日の四川省での大地震で救援物資が到着するやいなや、我先と奪い合い・・・日本では考えられません。

カラマーゾフの兄弟(第4巻)改版

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2008年3月28日 (金曜日)

本は10冊同時に読め!

本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)
成毛 眞
三笠書房 (2008/01/21)
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5 本好きなら既に実行中のメソッド多数
5 私は好きです。
2 普段本を読まない人には向かないな

続きを読む "本は10冊同時に読め!"

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2007年10月16日 (火曜日)

『20世紀少年』は駄作か?

リンク: livedoor ニュース - 『20世紀少年』は駄作?“天才”浦沢直樹はホントに面白いか.

「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で、8年以上も連載された浦沢直樹『20世紀少年』が、昨年から『21世紀少年』にタイトルを変え、今年7月30日号でとうとう最終回を迎えた。

浦沢直樹氏の劇画は本当に面白い!!といっても最初のうちだけです。私も20世紀少年を初巻から夢中で読んできました。

至る所に伏線が張られ、過去の少年達と現在大人になった彼らとがどうつながるのか、10巻あたりまではワクワクドキドキ、今後の展開が楽しみでたまらなかったのに、これでもか、これでもか、と謎解きを延ばしに延ばし、次第にうんざりしてきました。

MONSTERも、ラストまで読むと「なーんだ」とがっかりしてしまいました。

きっと20世紀少年(最終刊は21世紀少年)も同じでしょう?

21世紀少年も上巻を買いましたが最初の2~3ページをめくったら、もう読む気になりませんでした。もううんざりです。

最終巻は買わないでしょうね。勿論読みません。

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2007年1月 8日 (月曜日)

正月に読んだ本その4、沈める滝

沈める滝
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三島 由紀夫
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4 盛り上がりには欠けますが。
5 構成力
4 コンクリートの美

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正月に読んだ本その3、日本のものづくりは世界一

日本のものづくりは世界一
唐津 一
PHP研究所
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5 技術者必読の書!
5 日本のマスコミに物申す!
5 生産現場にて勉強すること

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正月に読んだ本その2、これからの人事評価と基準

これからの人事評価と基準―絶対評価・業績成果の重視
平井 謙一
生産性出版
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バブル崩壊以後の人事制度や評価基準についての本ですが、1998年が初版なのでちょっと古さを感じます。まだまだ職能資格制度が基準ですし(とはいえ、最近では見直されてきていますが)、役割等級制度という言葉ができる前の本なのでしょう。

「役割」という言葉は時々出てきますが、まだ職能資格制度の変容にとどまっています。

ただ、時代が移り変わっても変化しないこともあるわけで「成果主義により、人事評価をして処遇に反映させるのは一定以上の賃金を得ていること」と書かれています。

一般の従業員にまで成果主義を導入するのには無理があるということです。

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正月に読んだ本その1、日本の歴史

この正月休みを利用して読んだ本をご紹介します。

物語日本史 上 (1)
物語日本史 上 (1)
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平泉 澄
講談社
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おすすめ度の平均: 4.0
5 日本史を総覧する「良いコンパス」になる
5 日本の物語は面白い!歴史が苦手でもお気になさらず。
3 第三者的な評価の試み
物語日本史 中 (2)
物語日本史 中 (2)
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平泉 澄
講談社
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おすすめ度の平均: 5.0
5 日本史を総覧する「良いコンパス」になる
5 つわものたちの時代に突入!
物語日本史 下    講談社学術文庫 350
平泉 澄
講談社
売り上げランキング: 74124
おすすめ度の平均: 5.0
5 日本史を総覧する「良いコンパス」になる
5 読み終えるのが寂しい!
5 維新の精神

実はこの本、10年以上前に買ったのてすが、本棚にしまい込んでしまい、読み始めたのはつい最近です。

上中巻は以前に読み終えていたので、正月に読んだのは下巻のみですが、本当に面白い。上巻の作者前書きに戦後GHQに追放されてたとあり、Wkipediaによると皇国史観の提唱者らしい。どうりで・・・

天皇制を大変重く見た歴史観に彩られている本です。物語日本史とある通り、物語として読むに大変面白い本です。

日清日露・大東亜戦争についても日本の立場に立った記述で拍手喝采しました。盧溝橋事件が第三者(おそらく中共)の陰謀であったとの記述、大東亜戦争はやむにやまれず、日露戦争の戦果を守ろうとしたところから始まったこと、アジアの諸国は日本のおかげで独立できたこと、など溜飲が下がる思いで読み終わりました。

日本の歴史 下    岩波新書 青版 606
井上 清
岩波書店
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2006年6月27日 (火曜日)

トップ・ミドルのための採用から退職までの法律知識11訂

 11訂の発売をきっかけに注文しました。アマゾンでは品切れで注文できないので楽天で。その楽天でも「お取り寄せ」になっているのでいつ届くかわかりませんが・・・

トップ・ミドルのための採用から退職までの法律知識11訂
トップ・ミドルのための採用から退職までの法律知識11訂

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